障害者雇用を辞めることにした – 生きる歯ごたえ

障害者雇用を辞めることにした

私は前職までは一般枠で働いてきた。
今回、障害者枠で就労した会社を退職する決断に至ったわけだが、
その理由を辞める前につらつらと書き残しておこうと思う。

実際働いてみた結論を言うと、障害者雇用で楽して働きたいなら、
いかに初期段階で「無能ポジション」を確立するかにかかっている。

「合理的配慮」を受けながら働くことを目指して、障害者雇用を選んだのだが、
実際に「合理的配慮」を適切に受けられたとは言い難く、過剰適応が続いて疲れ切った。

やりがいがあったり、給料が高かったり、スキルが上がったり、目指したい上司や先輩がいれば違ったのかもしれない。
そのどれもがなかった。

もし、今一般枠で働いていて、障害者雇用に転職しようと思っている人や、
無職から就労移行支援等を経て、障害者雇用での就活をしようと思っている人の参考になれば。

辞める理由①|健常者の管理職が無能

障害者雇用率2.3%に備える【4】職場で一緒に働く障がい者への「マネジメント」と「配慮」のバランス

つまり、例えば知的障がいをもつ人の雇用を検討するようなケースでも、今までの経験値から「この仕事はできない」という判断がなされてしまう傾向が強いことが見られているようです。

しかし、本当に職場で求められているのはそのような判断ではなく、何らかの業務が苦手そうだと感じたときに、どのような方法をとると有効的かを考え、配慮を示しながら、業務と人材のマネジメントができることなのです。

https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=2351

上記の記事のように、勝手に「できない」と先入観を持たれることは、多々あった。
「それは難しいから」
「そこまでやらなくていいから」
「この業務はうちの部署でやるのやめるから」
よく管理職が口にしていた言葉だ。

私には業務遂行上「当たり前」にやるべきことですが?
あなた方が理解できないから、工夫できないから、逃げてるだけですよね?

これは持論だが、一般枠の管理職が務まらない無能の中年が
追いやられる部署が弊部署だったのではないか。

ITに疎いがIT企業入っちゃって、もう今更転職も出来ないし、
スキルもないし、フリーランスにもなれない。
会社側も辞めさせるべき明確な理由がなく持て余している社内失業者。

ロスジェネ世代で若い頃に仕事の経験積めなかったとか、
いろいろ理由はあるとは思う。
無能を一切合切切り捨てるべきだ!と主張するつもりもない。
(私だって接客業をやれば完全無欠の無能認定されるに違いないし)

しかし、適材適所ってものがあるだろう。
障害者相手に、薄っぺらいアドバイスなんざ響くと思ってんのか?
お前らより苦汁を舐めて、死に物狂いで生き抜いてきたうちらの人生が分かるか?

「社会的弱者はいない」「みんな一緒だから」

ねえ?ググレカスって言葉知ってる?
他者否定、無能の垂れ流し、それで管理職務まると思うなよ。

障害者のアラ探し
状況と相手の理解度や特性を観察できてない、ただの自己顕示欲の発露。
その場限りの思い付きのアドバイス。完全なるクソバイス。
アドバイスすること、相談を受けることが目的化している。
自分で解決できるようになってほしくない。依存してほしい。

私はお前らを次第に頼らなくなった。
初期の頃は形だけでも「相談」してみたが、話せば話すほどイライラした。
業務内容を具体的に把握してねえ奴らから、フワフワしたアドバイスなんか聞いても何の役にも立たなかった。

「相談は生産性がないからやらない」
「金さえあれば優秀な管理職を雇いたい」
「徒労感で死にたい」
私は空気読まずにお前らに言ってきたけど、内心思ってる人は他にもいたんじゃないかな?

管理職に必要なのは、部下との「相談の回数」ではない。
構造的な問題を解決できる論理的思考と、机上の空論ではないトライアンドエラーを繰り返せる粘り強さ。

最後の力を振り絞って、今度こそ!と期待をかけて就職してきた生きづらい人々。
そんなうちらに、空虚な言葉や舐めた態度がグサグサと刺さる。
それが無敵の人を生み出したり、自殺願望を刺激したりするって想像ができないの?

中途半端に障害者に関わるな
刺される覚悟と死なれる覚悟をしろ

この動画の16:50~(青髪ピピピの語り)が全部そのまま上司にぶつけたい言葉だった。
リボ払い借金500万円の一日!敗者復活ルーティーン
これはアンチコメントに対する返しではあるのだが、
どうでもいいお説教してくる老害全般にそのまんま投げたい。

「つまらぬ助言とは 人を不当に拘束する 手枷足枷に等しい」
「おまえが勝手に決めこんだ 人生の模範解答を叩き込もうとするのでしょうか?」
「息を吸って吐くように、アドバイスする者たちは 己の無力にびくびく怯えており 」
「みんなおまえに憧れないからおまえの思うとおりには行動しない」

既存の社会ルールに適応させるタイプの「障害者支援」で飯を食うビジネスモデルがぶっ壊れればいいのに
「はたらくよろこび」なんかなくていい。
金のために働いている。
金を稼ぐスキル獲得のために働いている。
クソバイス垂れ流す無能健常者に仕事を与えるために働いているのでは決してない。

辞める理由②| 過剰適応して消耗した

弊部署は軽度障害者の負担が重かった。
軽度(であろう)の人だけでチーム編成されており、私はその中で一番古株だった。
中度障害者に手厚く配慮がなされるため、イレギュラーの多い業務や精神的負荷強めの業務が回ってきた。
で、その業務負荷がどれほどかも、業務内容をフワッとしか知らない管理職には分からないのだった。

それを交渉して負荷を下げてもらう「相談」なんかやってる暇は、繁忙期の我々にはなかった。
そして、仕事で重大なミスをしなかったり、当日欠勤が少なかったり、目に見えてパニックにならなければ、その負荷は与え続けていいものだとされた。
分かりやすい、かわいそうな障害者を演じなければ「合理的配慮」は勝ち取れない。

じゃあどうするか?
業務工程を見直した。まとめられる工程をまとめた。
自動化できる部分を徹底して自動化した。業務時間外に独学でマクロ書いた。土日潰すこともザラ。

後輩にも自分で課題を解決する方法を、自力で自分の手を動かして伝えてきた。
そこが、無能管理職と違って実務で圧倒的に頼られる存在になれた理由だよ。

私は後輩や同僚に対し、「障害者」対応をしてきたつもりはない。
ただ、相手を見て、理解度を推し量り、一人ひとりに合った業務の伝え方をしてきただけだ。

関係部署との業務依頼等のやりとりも、管理職を通すと分かったふりして分かってないから話が通じない。
非常に効率が悪く、私に直接連絡が来ることも度々あった。

こっちとしても、その方が伝わりやすくはあるのだが、突発依頼や短納期の対応に追われ、
休憩がまともに取れない日もあり、疲れ果てた。

もちろん、ここまで無理をしてでも納期厳守で求められるクオリティで仕事は遂行してきたので、
昇給もあったし、正社員時代はコロナ禍にも関わらずボーナスもそれなりにもらっていた。

それでも、割に合わないな…と虚無感に襲われるようになった。
仕事ができるポジションや後輩に慕われるポジションを得ても、なお絶望してしまう現実
目標にできる上司がいないどころか、無能が自分より高い給料もらっててムカつく現実

とりあえず転職考えるのもダルくて、正社員からバイトに変えてもらい、週休3日にしたが、ある種の「有能ポジション」を築いてしまった後では、大して仕事の負荷は減らなかった。

辞める理由③|雇われること自体に希望がなくなった

「勤続年数」で人格が評価される社会だから、初めて3年以上働いてみたが、充実感なんて1ミリもなかった。
ただ月日が過ぎただけ。
勤続十数年の中高年が、ただ時間を潰すように使っているのを見るのは虫唾が走った。
勤続年数の長さなんて、退職金が出ない会社なら何の価値もない。

短期間で転職を繰り返していた頃、求人情報誌や転職サイトを見ては、
「これが次の私のやるべき仕事!」
「この仕事を通して何者かになりたい!」
なんて、過剰に期待を込めていた。単に試行回数が少ないだけ。

そんなお手軽に天職っぽいものなど見つからないし、
仮に働きながらスキルを獲得できる仕事があったとして、
それを選べる立場にあるのは新卒切符を持った優秀な若者だけだ。

労働者など、経営者が楽を出来るように、もっと企業が儲かるように、コマとして労働力を提供するに過ぎないのに。

今後一生、どこかの企業に属した働き方を一切しない訳ではないが、
一切の企業への期待、そこで働く自分への期待をしないようにする。
ただ、自分が払ってもいい労力や時間に見合った給与を得るだけ。

最初から労働なんてそんなものなのに、学生時代の就活はずいぶんと労働を尊いものに錯覚させるね。
突出したスキルもコミュ力もない庶民にとっては、害悪でしかない。

辞める理由④|個人で稼ぎやすくなった

現状、会社の給与以外の収入は
投資(FX、インデックス、仮想通貨)、ポイ活、ブログのアドセンスとアフィリエイト報酬
現状では、全部合算してもおこづかい程度。

とはいえ、ニートやってた8年前ぐらいに比べると稼ぐ手段が格段に増えた。
地方から首都圏に引っ越したのも大きい。(ポイ活の座談会なんてほぼ首都圏)
日雇いの派遣、データ入力などのコミュ障でもできる常勤派遣も時給1500円なんかザラにある。

しょぼい収入源を複数作る。それこそが長い目で見た安定、だと今は思える。

自分への過剰な期待をやめたことで、投資で金を増やすために単純労働をする、と腹をくくれた。
単純労働でやりがいも給料もスキルも良好な人間関係も得られるなんて、虫のいい話など、この世に存在しないのだ。

これまでの思い込みの「立派な人生」を諦めてからが人生。

障害者雇用で良かった点

  • 残業が基本的にはなかった
  • 通院のための有休が取りやすかった
  • 体調不良で当日欠勤する場合も負い目を感じにくかった

ぶっちゃけ、組織に雇用されなければ関係ないことばっかりだった。
一般雇用か、障害者雇用か、の2軸で考えるんじゃなくて
雇用されるか、フリーランスか、投資家か、この3軸で考える方が建設的だ。

まとめ

障害者雇用の給料安すぎ。だったらバリスタFIREと思ってみる

先日、上記の記事で、「働きたくない=FIREしたいって言うようにした」
と書いたが、これが呪いとなって自分自身を苦しめてしまい、鬱が悪化した。

私は今の会社で障害者雇用で働きたいのか?
それを徹底して考えて、退職する決意をした。

障害のある自分なんかをせっかく雇ってくれたんだから…
会社の法定雇用率を守るぐらいしか自分役に立たないから…

そんな呪いは捨ててしまえ

上司が無能なら辞めていい、スキルつかないなら辞めていい、給料が仕事に見合ってないと思うなら辞めていい、他に稼ぐ手段があるなら辞めていい、人間関係嫌になったら辞めていい、もうやり切ったと思えたら辞めていい

資本主義の本質や、お金とは何か、をとにかく学ぶこと。
それを把握した上で、リスク取って労働者を続けたい、と思うなら障害者雇用続けてもいいと思う。
それをやるなら、なるべく無能ポジションを取っていた方が楽だ。

一般枠なのか障害者枠なのか、どの企業で、どの業界で、何の職種で、てな枝葉末節はけっこうどうでもいいんだよ。組織に使われることに変わりはないから。

自分で決めることが苦手で、与えられた仕事こなすことに喜びを感じる人だけがやればいい。

金を稼ぎたい障害者のよりどころが、風俗か詐欺の出し子などのブラックビジネスしかない社会なんかクソくらえ。

だから私は金を稼ぐ。自分を犠牲にせずに稼ぐ。合法的に稼ぐ。持続可能な稼ぎ方をする。
稼げる障害者の前例を作っていくこと、それだけが今の生きる理由だ。

marizawa

人生に飽きっぽくて、生きる歯ごたえを探しながら生きてます。 少ない労働と少ない消費で生き延びる 投資歴はFX1年ほど、積立NISAと積立仮想通貨1年目。 うつ病歴10年×発達障害(ASD)傾向あり 【Twitter】@85_tae 【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UC27zMz4qKnEprx8ohPzVpGg?view_as=subscriber

あわせて読みたい