障害者雇用を辞めて外資系に転職した話 – 生きる歯ごたえ

障害者雇用を辞めて外資系に転職した話

昨年末で障害者雇用で勤めていた日本企業を退職し、今年から外資系企業に派遣されているまりざわです。

働き始めて間もないので、まだ研修中ですが、久しぶりの一般枠でのクローズド就労での疲れ切りぶりや、成長産業の外資での生存戦略、独学の重要性などについて語ります。

障害者雇用からの一般枠、異業種、外資への転職を考えている人のお役に立てば幸いです。

詰んだ語彙力で悲しみも映えてる

専門用語が分からない。専用システムの英語表記が分からない。
口頭説明を聞いてメモ取ろうにも何と書いたらいいか分からない。
メモはぐっちゃぐちゃ。脳内を反映している。

「聞いてねえよ!」
派遣会社からは英語必須とは聞いてない。
国内にあるオフィスなので会話は日本語ではあるものの、
資料・メール・専用システムで英語が頻出する。

TOEICは5年前に受けたが、600点という履歴書に書けるギリギリライン。
セキュリティ上、会社のPCでググることができない。語彙力が詰んでる。
英語は全部把握しなくてもいいと言われているが、やっぱりこの環境は圧倒される。
脳への負荷がすげえ。ここは英語圏か?

「バックレようかな…」
研修初日の昼休み、高層ビルのオフィスから眼下を見下ろしながら思った。
またしても転職ガチャは失敗だったんだろうか。
欲をかいて高時給に惹かれた自分が甘かったんだろうか。
障害者雇用でぬくぬくと窓際族健常者にマウント取りながら仕事してる方が楽だったのか。
鶏口牛後を選んだのはバカだったのか。

たぶん、数年前の私だったら派遣会社にブチ切れて辞めていただろう。
とはいえ、今回で10回目の転職なのもあり、自分に期待していないのでデキる自分など想像していない。
「絶望はデフォルト」と思わないと、どうしようもなくなってきた。

さて、凡人としてどういう生存戦略を取っていくか?

メモの整理が超重要

やってる人には当たり前かもしれないけど、
研修中に取ったメモの書き直しとまとめ。これはかなり重要。

ただ読み直したり暗記したりするのはけっこう無駄が多いし、ぐちゃぐちゃで読めたものじゃないので頭に入らない。
記憶が新しいうちにメモを整理することで、復習にもなるし自分用マニュアルとして再構成できるから、実作業でかなり役に立つ。

今まではぐちゃぐちゃのメモのページを残して、別のページに書き直したりしていたけど、これをやってしまうと情報が複数ページに分散して見落としが出てしまう。
リアルタイムで説明聞きながら取ったメモは捨てて、整理したメモだけを残しておいた方が見直す時に混乱しない。

ページを破れるメモを使うか、メモを2冊用意して下書き用と清書用に分けると使いやすい。
(スマホが持ち込めないので、音声入力でメモ取れないのが惜しい。PCがデスクトップなので席離れると打てないし、手書きせざるを得ない。)

会社員でも独学スキルは必要

副業や投資の経験があると役に立つ

副業(本業のフリーランスもだけど)や投資をする際に、手取り足取り誰かが教えてくれるわけじゃないので、基本は独学しますよね。
これを自分に合った効率的なやり方でやれるかどうかが超重要です。

学校の勉強でテスト範囲が決まっていて、時間かけて丸暗記できる能力とはまた違う。
範囲をある程度ざっくり想定して仮説検証を繰り返し、ちょっと違うなと思ったら随時修正していける能力。

質問すれば丁寧に教えてもらえる社風ではあるけれど、効率性や積極性はかなり求められるので、受け身で教えてもらおうとする態度では成長できない環境ではある。
(雇用が守られている正社員と、更新制の派遣で意識の差はあるかもしれない)

業務外でも同業界の人が発信しているブログやYouTubeで関連する情報収集は無料でいつでもできるんだし。やらないのはもったいない。
会社の研修で聞いた内容を、別の視点で語られているのを聞くと、共通部分が重要な箇所だと分かる。

課金で楽をしよう

年末まで前職の仕事があったので、年末年始の休みは6日しかなかったのだけど、
メルカリで論文集の雑誌1冊と一般向けの本を1冊購入して読んだ。合計2500円。
専門的な雑誌は売れ行きが悪いのか、美品が半額で買えた!

研修始まってから、上記の通り語彙力が詰んでるのが分かったので、
合計5万円課金して専門書を2冊購入。熟読したら多少業務の理解度上がるはず。
厚みと金額がエグいね!

2冊で合計5㎝


スタバ(1杯500円)×100回分と思ってあきらめる。(4日働いたら元取れる)
研修開始前に購入するのはためらう金額だけど、必要に迫られたら決断できるものです。
(時給安い仕事で業務内容にも興味ないならここまでやる必要はない。)

派遣の仕事でそこまでやるの?社畜じゃん?
と思う人もいるかもですが、デキる私の演出のためなんかじゃなく、
ただ単に「楽をしたい」からなんです。

ASDの特性があると、細かい不明点に意識が持っていかれて、
本来やるべきことが分からなくなって作業どころじゃなくなりがち。

特に今回の職場は「英語」という集中力を下げる魔物が潜んでいるので、
英語以外の部分で脳のリソースやワーキングメモリを使いたくない。

仕事中の脳の負荷をいかに下げるかで、働けるか、生きられるかが変わってきてしまうのでね。

前回、発声練習のために音読をしていると書きましたが、
落合陽一さんのnoteから、今回購入した専門書に変えました。
発声練習とインプットで一石二鳥。

前回の記事はこちら 2022年の抱負|がんばらないこと

前職の経験で活かせてること

何かと前職disが多くなってしまいますが、多くの職場で「牛後」となっていた私が「鶏口」になれた数少ない職場でもありました。
(ちょっとレベルを下げた職場で働いてみる経験も大事だったりする。長く働くと飽きるけど。)
そこで学べたこともあったので、今回の職場で活かしています。

研修を受ける時も「教える側視点」を持つ

前職では仕事を教える機会も多かったので、現在研修で仕事を教わる際に教える立場になって考える余裕が多少できました。

「今は、何を重点的に伝えたいのかな?」
「細かい部分より、全体をざっくり覚えさせたいんだろうな」
「気になることいくつかあるけど、質問は最小限に抑えよう(他の人にも役に立ちそうな内容)」
「これぐらいは新人同士で教え合ってよ、と思われそうな箇所は近い席同士で教え合おう」

質問力って個人差があるよね

上記の「教える側視点」にも関わりますが、質問の仕方も効率的に研修を進めてもらう上で重要。

・分かってないけど質問できない
・頭に浮かんだ疑問全部質問しないと気が済まない(不安の解消のため)

・前職での経験や予備知識があるゆえ、無意識のうちにプライド保つため質問してしまう

若い頃は、こういう傾向もありましたが、今は以下を意識しています。
・全体の状況を見ながら、絞って質問をする
これができるかどうかで、研修担当者の負担を減らせます。

「今の作業や、起こりうる可能性が高いことに対する質問なのか?」
を判断してから質問するようにしています。

教えたがりにならない程度にシェア

同期は正社員ばかりなので、派遣の私は若干距離を取ってる部分もあるにはありますが、みなさん真面目な方々。
年齢層にもバラつきがあり、PC操作が苦手な方もいる。
出しゃばらない程度に教えられるところはさりげなくシェアしている。
正社員を脅かさない程度の「心優しき派遣さん」のポジションを取っていく!

生活習慣の工夫

7時間睡眠と入浴

初日2日もそうだけど、疲れてる日は帰ったら食事・入浴・睡眠以外はやらないぐらいの心構え。
特に私は睡眠を削り始めると「終わりの始まり」になりがちで鬱まっしぐらになるので、
転職が決まってからは、7時間睡眠のために1日のスケジュールを組むほどに習慣化しました。

「寝るのがもったいない」からFXや仮想通貨のチャート見る、少しでも稼げそうな情報収集する、
この手の行動は副業する余裕がある状態なら別にいいです。

新たな本業、しかもそこそこ稼げるであろう仕事でなおかつ興味のある分野なら、
本業にフルコミットする時期を作る方が効率が良いと判断しての習慣の変更。

今ではよほど目が冴えて寝れない時を除いて、睡眠薬飲まなくても眠れるようになりました。

選択の回数を減らし、脳の負荷を減らす

  • 昼食はBASE BREAD(プレーン2個)に固定
  • 服は1シーズン4パターン決めてローテーション
  • 目的もなく駅ビルの商業施設に寄り道しない
    (駅構内の最短の移動ルート、店を見なくて済むルートの開拓)
  • 自炊は30分以内で作れるメニューのみ(具だくさんの汁物とごはん)
  • 投資は積み立て以外やらない

仕事に慣れるまでは、この習慣でやっていきます。

気分転換のつもりで疲れる時間をなくす

SNSや動画をダラダラ見たり、頭に入ってないのにVoicyで音声学習したり、本読んだり、
仕事関連以外のことをやって気分転換しているつもりでも、
情報に触れているだけで疲れてしまうことが多くなりました。

私が本当にリラックスできるのは「入浴」と「睡眠」と多少無理にでも絞ることで、
ダラダラと時間を消費するのをやめました。

「労働が向いてない」わけでもなかった

「労働が向いてない」、「人と一緒に働くのが向いてない」そう思い込んでいたけれど、
案外そうでもないのかも。

レベルが低い、学ぶところがない上司の下で働くのが嫌になってただけ。
自分よりレベルの高い人が集まってる組織で働けばいいんだよね。

個人では取れないようなスケールの大きい仕事もできるし、
タワマンのリビングみたいな環境でも働けるのだ。

効率性の価値観が合う会社は相性が良い

「効率性」と言っても、組織や人によって価値観が異なるので、合わないと本当に詰む。
口先では「効率性」と言ってても、実際は非効率極まりない仕事の進め方してる職場はざらにある。

効率厨の発達障害者から見ると、「しがらみ」「慣習」で非効率に命かけてる人々を見ると虫唾が走ることも。

今回の職場は、私から見て良い「効率性」だったので安心した。
自分がちょっと追いつけていないな、と感じる方向性で効率化されているのが重要。

優秀な陰キャが集まってる職場こそ至高

おそらく、業界と職種から陰キャが多い傾向がある。
けれども職場全体に活気があり、堂々としている人が多い。
プライド持って仕事できて、かつ業界が伸びているとこうなのかも。
陰キャがスキル上げて、自信もって堂々とした陰キャに進化したとも言える。居心地は良い。
(スキル低い陽キャが管理職に就いて、から回ってた前職場とは雲泥の差。)

まとめ

障害者雇用時代は、殻に閉じ込められているような息苦しさがあったけど、今は世界が開けている気分。
障害があっても、無職、障害者雇用、フリーランスの3択ではありません。
自分に合った、興味の持てる分野の仕事であれば、工夫次第で組織で働くことも可能。

1ヶ月後ぐらいには燃え尽きているのか?めちゃくちゃ楽しんでいるのか?
なんとも予想ができませんが、また経過を書いていきます。

続きはこちら(やっぱりきつかった)
転職先の詰め込み研修がつらい… 

marizawa

人生に飽きっぽくて、生きる歯ごたえを探しながら生きてます。 少ない労働と少ない消費で生き延びる 投資歴はFX1年ほど、積立NISAと積立仮想通貨1年目。 うつ病歴10年×発達障害(ASD)傾向あり 【Twitter】@85_tae 【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UC27zMz4qKnEprx8ohPzVpGg?view_as=subscriber

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1件の返信

  1. 2022年1月22日

    […] 先日、障害者雇用を辞めて外資系に転職した話 を書きましたが、研修2週目にしてげっそりと疲れております…。過剰適応続けられるの2週間が限界だもんな、豆腐メンタル。常に胃が痛いし、吐きそうだし、食欲落ちたし、眠れないし、集中力持たなくて意識飛びそうになる。昨日は手袋を失くした。これ完全に鬱の初期症状だわ。人生何度目かよ!取り急ぎ心療内科の予約を入れた。抗うつ剤ないとやばいな。睡眠薬も1錠じゃ眠れない。 […]